2016年4月2日
課題図書:「百年の孤独」ガブリエル・ガルシア=マルケス
今回は、記念すべき第100回の開催日!
いつもは貸会議室で行っていますが、いつもとは違う試みをしてみました。
場所を提供してくれたのは、元町・中華街駅から徒歩数分にあるOn the Earthさん!
オーナーの水谷さんも本好きということで、開店前の時間を開放して頂きました。
美味しい飲み物とスナックもご用意して頂き、いつもよりゴージャスな会となりました。
水谷さん、ありがとうございました!
そして、今回の課題図書は“100”つながりということもあり、
世界中で翻訳され、今も読まれ続けているガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」!
登場人物が100人以上もいる壮大な物語に苦戦したメンバーも。
巻頭に家系図が記載されているのですが、これだけでは全物語が把握できない!と
手書き家系図やメモを見せてくれたメンバーもいました。
100年に渡る、ある一族の栄枯盛衰という史実的物語の中に
摩訶不思議なエピソードがちりばめられているマジックリアリズムが存分に体感できる作品。
ファンタジーとはひと味違う非現実ワールドに浸れること間違いなしです!
ほとんどのメンバーが魅了され、「読んでよかった!」と感じた人も多数。
苦戦しつつも、読み終えた後の感動はひとしお!
一人で読むにはハードルの高い一冊も、談義することでより自分の一部となるのが
読書会の醍醐味だなぁと再認識させてくれる名作でした。
2016年4月22日
課題図書:「山本五十六(上・下)」阿川弘之
いきなりですが、みなさんは“歴史小説”と“時代小説”の違いってわかりますか?
簡単に言うと…
歴史小説:主な登場人物が歴史上実在した人物で、ほぼ史実の通りに進められる
時代小説:過去の時代・人物・出来事などを題材として書かれている
池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』などが有名
ということを踏まえますと、
今回の課題図書「山本五十六(上・下)」は“歴史小説”ですね!
課題図書として歴史小説が選ばれるのは珍しく、「当時の日本が知れてよかった」
「勉強になった」と感じたメンバーが多かったです。
と同時に読みなれない歴史小説に苦戦したメンバーも。
しかし!“食わず嫌い”ならぬ“読まず嫌い”にならないためにも
負荷のかかる読書は必要なので、とてもいい刺激となりました。
いつもは作品のどんなところに共感・共鳴したかなどで盛り上がる読書会ですが、
今回は史実の知識を埋め合うことで大盛り上がり!
これをきっかけに他の歴史小説(大作含む!)に挑戦する人が増えるかも?
知らないことを知るのも読書の良いところ。
歴史小説で知識の補填を!!